東京支部 第16回 総会・懇親会(令和6年3月1日(金))

2024年03月03日(日)
東京支部 第16回 総会・懇親会(令和6年3月1日(金))

 2024年3月1日(金)、4年振りに東京支部総会・懇親会を開催しました。
 



 
 コロナ感染を防ぐため「3密はダメ」というお達しと、ダメ出しが好きな世間の目を気にして3年間雌伏の時を過ごすことを余儀なくされました。しかし、今年はやっと4年振りに庚子造船会東京支部総会懇親会を開催することができました。3年間のブランクがあったことでどんな影響が出るか心配していました。皆さんに連絡はつくのだろうか、出席してくれる人は何人いるのだろうかと、不安の種はつきませんでした。ところが、蓋を開けてみると出席者52名という予想外の盛況。お陰様で、とても嬉しく、楽しい総会・懇親会となったことをご出席いただいた皆様に感謝します。
 また、来賓の庚子造船会理事長佐野正様、ご講演を頂いた大阪大学鈴木博善教授、東京大学高木健教授には、ご多忙中にもかかわらず支部総会懇親会のためにご都合をつけて、ご出席頂いたことに心より感謝します。
 総会の司会は今出さん(昭和55年)が務め、染矢支部長の挨拶で開幕。最初に新旧役員候補の就任と退任の承認があり、昭和56年卒尾形定行さんが新支部長として就任することになりました。決算報告、監査結果報告も滞りなく行われました。
 続いて、鈴木教授、高木教授のお二人からご講演を頂きました。
 

 
 鈴木教授からは「阪大船舶海洋の動き-コロナ禍の頃と今とこれから」というタイトルで、コロナが大学教育に及ぼした影響について、授業だけでなく課外活動等も含めて時系列的に具体的なお話をいただきました。コロナにより学生の横の繋がりが薄れ、心を病む人が多くなっているという心配なお話もありまし。スマホを通じて必要な情報が十二分に取れる時代だからこそ、人と直接接することが重要になっているのではないかと考えさせられました。
 東京大学高木健氏(昭和57年卒)は東京大学における「海洋技術環境学専攻の教育研究」についてご講演をいただきました。学生気質や大学の理念等が大阪大学とはかなり異なっていることを、大阪弁を交えながらざっくばらんにお話しいただきました。卒業後の進路についても自ら起業することを目指して活動する学生がかなりの割合いることなど、興味深いものがありました。

 続いて、懇親会に移り、庚子造船会佐野理事長に乾杯の挨拶を頂きました。佐野理事長は潜水艦設計の第一人者であり、以前支部総会懇親会にて来賓としてご講演いただいことがあったので、今回が2度目のご出席ということになりました。

 お酒が進むにつれて打ち解けあい、縦・横・仕事の繋がりで話が弾み、出席者多数の年次ではミニ同窓会宜しく記念撮影も行われて、皆さん満面の笑みで写真に納まっていました。また、途中からはHP編集委員長である吉田有希さん(平成1年)から浜本教授(故人)のスピーチの様子を伝えるビデオ映像紹介がありました。浜本先生の教えをうけた年代は先生の人柄を思い出し、とても懐かしく拝見しました。
 中締めは最年長者であった小椋一郎氏(昭和40年)にお願いしました。小椋さんの一本締めにより、次回の再会を約して楽しいお開きとなりました。

染矢 隆一(S51/53)
post by 東京支部HP担当