船舶海洋試験水槽40周年記念行事開催のご案内

2011年02月04日(金)

船舶海洋試験水槽40周年記念行事について


                                    戸田 保幸(S54

  大阪大学船舶海洋試験水槽は工学部の吹田キャンパス移転にともない、昭和44年に設置され、昭和45年度(1970年度)より運用が開始されました。それから今日まで、数多くの卒業論文、学位論文、学外発表論文を生み出してきましたが、平成22年度で40周年を迎えることになりました。

 非常に古い装置であり、水槽の制御系が故障しがちな状況にもかかわらず、大阪大学の船舶海洋試験水槽は稼働率が高く、多くの先進的な水槽実験が行われております。また実船を使った試験にも積極的に参加するなど幅広いユニークな実験計測を先導してきております。 しかし、活発な研究活動が行われている一方、水槽の補修が長い間できない状態が続いておりました。モーターは設置時の直流モーターが現在も使われております。また制御系も20年使い続けてまいりましたが、最近では故障も多く実験に支障が出る状態になってまいりました。そこで40周年をめどに駆動系の改修を何とか行いたいと努力してまいりましたが、これにたいする公的な資金獲得はめどが立たない状態が続いておりました。そこで活発な研究活動を今後も続けていくためには皆さまのご協力をお願いできないかということになり、40周年記念事業を立ち上げることといたしました。
庚子造船会に援助をお願いいたしましたところ多大の援助を頂けることとなり水槽関連教員一同大変感謝しております。また卒業生には在席される企業からの援助を頂くために多大な協力をいただきました。大変ありがとうございました。また共同研究相手先にも多大な御支援をいただき感謝しております。

 これらの支援により平成232月に改修を行う運びとなりました。皆様の多大なご協力ありがとうございました。新しい駆動制御部を用いた曳航電車のお披露目と水槽40周年をお祝いする記念式典を下記のように開催させていただきます。皆様方御出席頂ければ幸いです。

post by 大阪大学庚子WEB担当