【一部更新】庚子造船会公式HPトップページ画像

2024年06月03日(月)


昨今の環境配慮技術の進歩​状況に鑑み,トップページのスライドショーに表示している船の画像の一部を更新しました。現在、表示している船の詳細は以下の通りです。
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m.v. KYO-EI

液化 CO2 輸送船(LCO2 輸送船)
日本政府が目指す将来の CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)事業本格稼働開始への適⽤を目論んだ取り組みとして、 日本シップヤード株式会社および三菱造船株式会社が中心となり、本邦発の CCS を対象とした 2028 年以降の国際間⼤規模液化 CO2 海上輸送の実現に向けて、液化 CO2 輸送船(LCO2 輸送船)の共同検討が進められている。
環境対応技術の進歩と共に、海上で見られる一般商船の船種も一部変化していくことが予想されるが、ここでは、近い将来に社会実装の可能性があるものとして、LCO2 輸送船のイメージ図を掲載した。
 
建造中 北極域研究船
船名: みらいII
主要寸法 : 128m(全長) × 23m × 8m(喫水)
国際総トン : 13,000 トン
発電機ディーゼル : 約5,600kW x 3基、デュアルフューエルディーゼル(DFD) 約2,600kW x 1基
砕氷能力 : 平坦1年氷1.2mを船速3.0ktで連続砕氷可能
竣 工 : 2026年秋頃の予定
建 造 : ジャパンマリンユナイテッド(株) 横浜事業所
北極域研究のためにJAMSTECが保有する研究船。環境配慮技術のひとつとして,電気推進システムの電気を賄うディーゼル発電機の一部に環境にやさしいLNG燃料が使用可能なDFDが採用されている。
船名は公募により、「みらいII」が採用された。
アラスカ カレッジフィヨルドの飛鳥2
クルーズ客船
船名:飛鳥II  (撮影場所:アラスカ・カレッジフィヨルド)
主要寸法 : 240.96m(全長) × 29.6m × 7.6m(喫水)
総トン数 : 50,142トン
乗客定員 : 436室・最大872名
推進機関 : ディーゼル電気推進
         主発電機 8,200kW×4基
         推進電動機 12,000kW×2基
速  力 : 21ノット
竣工 : 1990年6月21日(クリスタル・ハーモニーとして)
      2006年2月26日(飛鳥IIとして)
建  造 : 三菱重工業(株) 長崎造船所
現在 日本最大のクルーズ客船で、郵船クルーズ(株)が運航する。日本郵船(株)グループであるクリスタルクルーズ社の「クリスタル・ハーモニー」として誕生した本船は、2006年に先代「飛鳥」の後継として船名と船籍を改めた。
クルーズ客船
船名:にっぽん丸   (撮影場所:伊豆諸島)
 主要寸法 : 166.65m(全長) × 24m × 6.6m(喫水)
 総トン数 : 22,472トン
 乗客定員 : 202室・最大524名
 主機関 : 10,450 馬力 ディーゼル機関 二基
 速 力 : 21ノット
 竣 工 : 1990年9月27日
 建 造 : 三菱重工業(株) 神戸造船所
商船三井客船(株)運航の本船は、紀宮殿下(当時)の手によって進水した。
飛鳥IIと同様、わが国を代表するクルーズ客船で、日本政府による「青年の船」として国際親善の場でも活躍した。
2010年に三菱重工業(株)横浜造船所において大改装し、現在の姿になった。

160,000m3型 液化水素運搬船 
 主要寸法 : 約346m(全長) × 約57m × 9.5m(喫水)
 タンク容量 : 160,000m3(40,000m3×4基、約1万トンの液化水素を積載可能)
本船は、新開発の液化水素用タンクを4基搭載する川崎重工業株式会社が開発中の大型船。マイナス253℃に冷却して体積を1/800にした極低温の液化水素を、一度の航海で大量に海上輸送できることから、水素供給コストの低減に寄与する。大型化については、同社が世界に先駆けて建造した1,250m3型 液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」における設計・建造技術、安全性に関する技術や知見と、LNG運搬船をはじめ液化ガス運搬船の建造で長年培ってきた技術が活かされている。
南極観測船・砕氷艦
船名: しらせ (二代目) 
主要寸法 : 138m(全長) × 28m × 9.2m(喫水)
重量トン : 508,208 トン
主機関 : 30,000 馬力 ディーゼル電気推進
速 力 : 19.5 ノット
竣 工 : 2009年5月20日
建 造 : ユニバーサル造船(株)(当時) 舞鶴事業所
文部科学省による南極観測のために海上自衛隊が保有する南極観測船。4基のディーゼル機関によって発電した電気によって、4基のモーターで推進する。厚さ1.5mの海氷の中を3ノットで航行する能力を持つ。
船名は公募により、先代の南極観測船「しらせ(初代)」と同名が採用された。
post by 庚子造船会HP管理